■ま行


・ 前狂言【まえきょうげん】
・ 中狂言【なかきょうげん】
・ 切狂言【きりきょうげん】
かつて大衆演劇は、1回の公演で2ないし3本の芝居を上演していた。先に上演する芝居を「前狂言」と呼び、劇団の幹部や若手が主演することが多かった。その次に上演する「中狂言」は「立女形」と呼ばれる、一番格上の女形の役者か、副座長クラスの役者が主役を務め、座長はメインのお芝居である「切狂言」で主役を務めていた。少なくとも昭和50年代ごろまでは、「前狂言」「切狂言」と2本の芝居を必ず上演していた。

・ 幕内【まくうち】
相撲では前頭以上の力士のことだが、演劇では舞台の幕より内側、すなわち劇団の内部=楽屋のこと。

・ 幕前【まくまえ】
緞帳(どんちょう=舞台の一番前の幕)の前の部分のこと。「幕前芝居」などといって、幕奥の舞台転換の時間をつなぐための小場面のシーンなどに使われたりする。

・ 松羽目【まつばめ】
襲名披露や正月公演、座長大会などのおめでたい舞台で舞う『三番叟』の際に出される金屏風(きんびょうぶ)の松の絵のこと。元は歌舞伎の大道具で、能舞台を模して、正面に老松、左右の袖に竹を描いた羽目板模様の張り物。

・ 俎帯【まないたおび】
前に垂れ下がった台形型の刺繍(ししゅう)が豪華な帯。花魁(身分の高い遊女)が正装用につける。

・ 間夫【まぶ】
女が恋愛関係にある男のこと。愛人。情夫。お芝居では特に、遊女が本当に好きな男(本命)のことを言うことが多い。『明治一代女』で言えば、主人公の芸者・お梅が恋する若手歌舞伎役者・沢村源之助のような存在のこと。




・ 名題【みょうだい】
歌舞伎狂言や浄瑠璃などの題名(演目名)で、大衆演劇でもこの言い方をする劇団もある。外題(げだい)・芸題ともいう。












・ 毛氈【もうせん】
不織り布。フェルトともいう。羊毛や合成繊維で毛で織った布のこと。襲名披露座長大会など、お祝いの舞台では口上の際に赤い毛氈を敷いたりする。

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